セメント瓦葺き、モルタル塗装の建物ですが、建物全体の1/3 が 10 ｃｍほど地盤が沈下してしまい、基礎が折れて建物が沈んでしまっていました。
　内装・設備共、随分と老朽化に依る痛みが見て取れます。

　屋根材と外壁材を軽量な板金葺きに交換。
建物の沈下への対応もコンクリートで底盤をつくり建物の荷重を｢面｣で受けることにより軽減させました。

　室内は施主さんの奥様の希望で白で統一。
真っ白の空間にダークブラウンのシステムキッチンが映えるＬＤＫとなっています。
後は家具やカーテンなどで色を着けてお好みの空間に仕上げていけばカラフルな内装に早変わり。　

　間取りの条件で南、東側からの採光が大きく期待できないのは致し方ない所。
それでも天窓を設ける事でＬＤＫに十分な採光を取り入れるようにしています。